2022/10/30 21:49


こんにちは。遠藤です。


私はクリスマスが大好きです。あの街がキラキラして、クリスマスソングが流れて、浮き足立つ商業的なクリスマスにもワクワクしますし、逆に静かで厳かな〝聖なる夜〟の雰囲気もとても好きです。


紅茶の仕事に就いたばかりの頃は、各社、各メーカーから毎年出されるクリスマスティーやアドベントティーをとても楽しみにしていました。もちろん、おいしいクリスマスティーもたくさんあったのですが、中には「クリスマス」とつけておけば、誰でも買うだろうと言わんばかりの〝何でもアリ〟な奇抜なブレンドにもたくさん出逢いました。


お祭りみたいなものなので、それはそれで面白くて楽しいですし、紅茶は嗜好品なので、色々なものがあっていいし、否定する気持ちは少しもないのですが・・・


いつも心の中で「もしも、私なら、香っただけで〝クリスマスを感じられる〟ような、もっと優しいブレンドにするのにな」「クリスマスのスイーツたちが主役になれる最高にバランスのとれた味わいの紅茶があったらな」「いやいや、クリスマスケーキがなくたって、紅茶を飲むだけで、クリスマスを感じられるようなブレンドを作りたいな」とクリスマスティーへの欲求というか、要望というか、フラストレーションにも似たものをずっと密かに、いや強めに(笑)抱えていたんです。


そして、ついに今年、15年近く「私ならこうするのに」と想い描いてきた〝究極のクリスマスティー〟を作りました。


クリスマスティーをリリースしようと決めてから、何度も何度もスタッフに「どんなブレンドにするんですか?何を準備すればいいですか?」と聞かれましたが、私はいつも「こうしたいというイメージはずっと昔からあって、味わいも香りも完璧に決まっているの・・・ただ、それを再現できるかどうかだけだから、特別なことは何もしなくて大丈夫。なぜなら、私のクリスマスティーへの想いはハンパないから・・・必ずおいしいものになる。これは、もう執念のレベルなの」と笑っていました。


豪華なクリスマスディナーの締めくくりに飲むにもふさわしく、煌びやかなクリスマスケーキやスパイシーなシュトーレンと合わせても、スイーツの魅力を最大限に引き出して楽しんでもらえるようにと、今回はスパイスを4種類まで削ぎ落とし、味わいと香り、両方でそれらが際立つように、同じスパイスでも、挽いたものとホールのままと形を変えて使用しています。そして、優しく包み込まれるようなぬくもりを表現するために、しっかりと厚みのある甘さを出すためにブレンドする茶葉の品種とシーズンにもこだわりました。


クリスマスは楽しくて賑やかなイメージで、私もそれが大好きですが、飲食サービス業で長く勤めていたこともあり、毎年、クリスマスは誰かのために働いてきました。だから、クリスマスにゆっくりと落ち着いて1年を振り返ったり、ディナーやパーティーで家族や恋人、友人達と過ごした経験は、実は数えるほどしかありません。


だから、私が1番このクリスマスティーを飲んでもらいたいのは、クリスマスを一人で静かに過ごす人々、または、誰かの楽しいクリスマスのために、このシーズンはお仕事が多忙になる人々なんです。そんな方々にゆっくりと1杯の紅茶を飲むことで、〝あなただけのクリスマス〟を感じてもらえたら、本当に嬉しいです。


私のクリスマスへの熱すぎる想いが詰まった最高のクリスマスティーを是非、飲んでみてください。口に含めば、私の言わんとすることが、きっと伝わると思います。どうぞ、素敵な〝あなただけのクリスマス〟を・・




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